ピロリ菌は目で見てわかります

ピロリ菌に感染した事の無い胃は、胃粘膜に萎縮が有りません(木村・竹本分類のC-0,1)。胃底腺領域に萎縮の無い胃粘膜ではピロリ菌感染は有りません。

胃粘膜の萎縮が胃角部小弯を噴門(胃の入り口)側に越えると、ピロリ菌感染陽性、或いは既往感染という事になります。

更に胃粘膜萎縮は小弯側を噴門に向かい進行し、やがては噴門を越えます。次は、穹隆部、そして前後壁へと進行します。こうなると(木村・竹本分類O-2以上)胃がん発生のリスクはグッと高まります。

2016年01月14日