とても良く考えられていると思います。自験例ではO-2以上に該当する方に胃がんが認められていますので、オープンタイプ以上を一纏めにしている点には、どうかなと感じます。他のスコアはピロリ菌感染の有無を評価する項目となっています。胃がんリスクを評価するための分類と謳っています。評価したスコアがどのくらいの胃がんリスクが有るのか触れられて居ないようですが、これはこの分類を実施し、今後、明らかになっていくものと思われます。
個人的には、肉眼的観察により木村竹本分類の記載、ピロリ菌既感染か感染継続中かの記載、この二つで胃がんリスクを評価出来ると思います。たとえばO-2,HP(+)シンプルです。
C-2以上はHP感染が有りますので、C-2以上の萎縮でHP(-)の場合は既感染、除菌後を意味します。